学校端末で活用したい ICT教育ツールは?:マナビクト
学校端末で活用したい ICT教育ツールは?:マナビクト » GIGAスクール構想とICT教育の基礎知識 » ICT教育の教師の負担を減らすには

ICT教育の教師の負担を減らすには

ICT教育はメリットが多くある反面、導入・運営をする上で教師に負担がかかってしまう可能性もあります。ここでは、ICT活用の課題や課題解決方法を紹介。負担削減方法を知り、ICT教育のメリットを最大限活用しましょう。

ICT環境の現状

文部科学省では、ICT環境の目標水準を設定しています。具体的には、学習者用コンピュータを3クラスに1クラス分程度整備すること。この他にも、無線LAN設置・超高速インターネットの接続率100%。普通クラスに1台ずつ電子黒板を整備するといったことが定められています。

しかし、実際には学習者用PCの配布率・超高速インターネット接続率は目標水準に迫っている反面、無線LANの設置率は伸び悩んでいるのが現状です。また、普及率に地域差がうまれている点も問題になっています。

参照元:総務省公式HP:教育の情報化の現状と今後の方向性【PDF】https://www.soumu.go.jp/main_content/000605717.pdf

ICT教育の導入でどんな校務が増えるのか?

ネットワーク環境の構築

ICT教育はインターネットに安定して接続できる環境作りが求められます。実現するには、全校生徒が使用した場合に問題なく使用できるのかなど、各学校に合わせた様々な想定をしなければなりません。その上で無線LANやソフトウェアを整備し、使用していくうちに問題が発生すれば、改善を行う必要もあるのです。このようなネットワーク環境の整備によって、校務が増加することも考えられます。

情報活用のフォロー

ICT機器を利用するには、ネットリテラシー教育が必要になります。知識が浅い状態で機器を使用してしまうと、個人情報流出やマルウェア感染などのトラブルに巻き込まれるリスクが高まってしまうためです。こどもたちに指導を行うには、まず教員が指導方法や知識を身に付けなくてはいけません。また、あらかじめリスクを考えて対策をすることも求められます。

教員の負担を減らすための課題解決策は?

オンラインプラットフォーム

オンラインプラットフォームの活用をすることも、教師の負担軽減のために有効です。オンラインプラットフォームとは、WEB上で利用できるサービスのことを指します。アカウントを取得すれば、無料で使用できるものが多い点が大きな魅力です。WEB上で利用できるので、ソフトウェアをインストールする必要がなく、運用や管理も簡単になります。

アウトソーシング

外部に業務の一部を委託する、アウトソーシング。上手に活用することで、人員不足の解消だけでなく、専門知識を取り入れられるなどのメリットが得られます。外部委託により、ネットワークの運用・管理、環境整備にもつながります。教師の本来の業務である、授業の準備や生徒と向き合う時間に多くの時間を使えるようになります。

ツールの活用

モラル教育などを行うツールを活用することも、校務の削減に有効です。ICT教育を行いたいと考えていても、通常業務に追われているとなかなか導入や指導が進まない場合もあります。そんなときは、国や自治体が派遣するアドバイザーや支援員に助言を求めるといいでしょう。上手くツールと活用することで、教員の負担軽減が期待できます。

注力したいポイントで、
ICT教育ツールは大きく3つに分かれる
ICT教育ツールの3つのポイント

ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。

文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。

  • 「情報モラル」
  • 「情報活用能力」
  • 「プログラミング」

今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。

基本操作・情報モラルが学べる
エンサップ
  • ICT教育に精通する先生が
    監修したコンテンツ
  • 学びやすい動画コンテンツ
  • 無料で簡単に学べる

エンサップの公式HPで
動画の内容を見る

問題解決・探究力が学べる
ラインズeライブラリアドバンス
  • 一人ひとりの習熟度に
    対応した問題出題機能
  • 業務に関する効率化機能
  • 24時間365日のセキュリティ体制

ラインズeライブラリアドバンスの
公式HPでツールの詳細を見る

プログラミングが学べる
まなびポケット
  • コンピュータに意図した動きをさせて
    論理的的思考を育てる
  • 課題は手間いらないの演習形式
  • 生徒一人ひとりの学習状況の把握

まなびポケットの公式HPで
プログラミングの詳細を見る

※文部科学省が推奨する「情報活用能力」「情報モラル教育の充実」「小学校プログラミング教育」のテーマにICT教育ツール、情報モラル教育ツール、情報活用能力ツール、プログラミングツールで検索。
当サイトに掲載している24ツールのうち、家庭・学校のそれぞれで利用でき、情報アップデートがある3つのツールを厳選。
・エンサップは情報モラルを学べるツールとして紹介
・ラインズeライブラリアドバンスは情報活用能力を学べるツールとして紹介
・まなびポケットはプログラミング技術が学べるツールとして紹介