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動画の違法なアップロードとダウンロード

動画の違法アップロードやダウンロードは、れっきとした犯罪です。しかし、著作権の認識が甘い子どもは、YouTubeのような動画共有サイトへ違法アップロードをする事案が発生しています。今回は、動画の違法アップロードとダウンロードが及ぼす悪影響や対策をまとめてみました。

事例

子どもが動画の違法アップロードをおこなった事例をご紹介します。

  1. 話題の映画のデータを手に入れた
  2. 友人に共有しようと動画共有サイトに投稿
  3. 警察が投稿者を特定、著作法違反容疑で書類送検

1番多いのは、他の作品のデータを安易に投稿してしまうことです。また、SNSで自分のプロフィールに有名人の写真や友人の写真や動画を許可なく使用すると、肖像権の侵害になります。

これが起きるとどうなる?

動画の場合、作品1つ1つに著作権があり、私的利用や非営利目的ではない限り、著作者から許可を得なければいけません。著作者の許可を得ずインターネット上に公開したり、違法アップロードと知りながら作品をダウンロードしたりすると、著作者から訴えられて罰則を受けます。10年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金(またはその両方)が科される立派な犯罪行為です。

警察庁生活安全局が発表した「知的財産権侵害事犯の検挙事件数」によると、2007年は441件に対して2016年には594件に増えています。そのうちインターネット利用による権利侵害が91.2%を占めており、違法アップロードやダウンロードによる検挙率の高さがわかります。

参照元:公益財団法人著作権情報センター:https://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime8.html

参照元:【PDF】警察庁生活安全局:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kensho_hyoka_kikaku/2018/contents/dai3/siryou9.pdf

ポイント

子どもに違法アップロードやダウンロードをさせないために、まずは著作権について知ってもらうことから始めましょう。どんな作品に著作権が発生しているのか理解すれば、違法行為はグンッと減ります。以下の事例は、すべて権利侵害に該当しますよ。

著作権に関しては本当に複雑です。例えば、SNS上でたまたま拾ったおもしろ映像に大企業や国が制作に関わっていた場合、興味本位でYouTubeに投稿してしまうと削除依頼がきます。これは、なんらかの形で制作者側に見つかり、YouTubeに著作権侵害の申し立てをおこなったからです。運営側から削除依頼が来るということは、著作者が認識しているのはほぼ間違いないので、すぐに削除しましょう。

注力したいポイントで、
ICT教育ツールは大きく3つに分かれる
ICT教育ツールの3つのポイント

ICT教育を推進するうえで重要なのは、どのポイントに焦点を当てるかです。

文部科学省が教育を推進しているのが、下記の3つになります。

  • 「情報モラル」
  • 「情報活用能力」
  • 「プログラミング」

今後ますます求められるのが、情報社会を生きるために必要な知識や考え方のベースとなる情報モラル、問題解決力を養う情報活用能力。そして問題解決力を養うためのプログラミング。自分のお子様、あるいは抱えている生徒のどの部分を育てていきたいかを考えながら選ぶことが大事です。下記に「基本操作・情報モラル」「問題解決・探究力」「プログラミング」が学べるツールを紹介しています。

基本操作・情報モラルが学べる
エンサップ
  • ICT教育に精通する先生が
    監修したコンテンツ
  • 学びやすい動画コンテンツ
  • 無料で簡単に学べる

エンサップの公式HPで
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問題解決・探究力が学べる
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  • 一人ひとりの習熟度に
    対応した問題出題機能
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プログラミングが学べる
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  • 課題は手間いらないの演習形式
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※文部科学省が推奨する「情報活用能力」「情報モラル教育の充実」「小学校プログラミング教育」のテーマにICT教育ツール、情報モラル教育ツール、情報活用能力ツール、プログラミングツールで検索。
当サイトに掲載している24ツールのうち、家庭・学校のそれぞれで利用でき、情報アップデートがある3つのツールを厳選。
・エンサップは情報モラルを学べるツールとして紹介
・ラインズeライブラリアドバンスは情報活用能力を学べるツールとして紹介
・まなびポケットはプログラミング技術が学べるツールとして紹介